2025年6月26日(現地)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が二刀流として投手復帰する注目の試合。そのチケット最高価格が「500万円」と報じられ、ファンの間で話題となりました。
日本メディアが報じた「チケット最高価格500万円」
いくつかの日本メディアでは、大谷選手の登板試合のチケットが最高で500万円以上に達していると伝えられ驚きの声が上がっています。
実際の価格は?—座席マップから検証
今回、実際に販売されている座席マップ(StubHubリセールマーケット)を調査したところ、5,226,881円(=約522万円)という価格が表示されている席が1か所だけ存在していました。
しかし、その席はバックネット裏から少し離れた場所で、やや三塁寄りに位置しており、視界もそれほど特等席とは言えない場所。
※地図上、赤⇒個所。

他の座席価格を見ると、
- バックネット、ダグアウト裏:30万円程度
- バックネット(中段):15万程度
- 一塁側・三塁側の中段:8万円程度
- 3,4階席、外野席:2〜4万円前後
といった価格帯。500万円を超える席は異常値であり、プレミアを狙った一部の出品者によるものと考えられます。また同じ座席かはわかりませんが、当日朝の同区画の価格を確認したところ、約65,000円となっていました。

500万円のチケットは存在したが、現実離れした例外
- 500万円超の価格は一部の出品者による設定であり、一般的な価格ではない
- 実際に購入されたことが確認できたわけではない
- 「最高価格=500万円」という報道は誇張された側面がある
大谷翔平選手の投手復帰戦は確かに注目の一戦で、良い席は通常の試合の2倍程度のチケット価格でした。
下記は翌日6月17日(現地)パドレス第2戦の同サイト価格です。
低価格帯のチケットについてはそこまで大きな差はありません。
