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【画像検証】大谷選手ホームラン第1号は東京ドーム天井に当たっていない

【画像検証】大谷選手ホームラン第1号は東京ドーム天井に当たっていない

2025年のMLB開幕戦として東京ドームで開催されたドジャース対カブスの「東京シリーズ」。この2連戦含めプレゲームや公開練習等、大きな注目を集め、日本国内の視聴者数は過去最多の2,500万人を記録しました。そして、そんな熱狂の中で生まれたのが、大谷翔平選手の過去一番短い飛距離となったホームランです。一部のファンの間から話題となり天井に当たった“天井弾”かもしれないと言われている一撃です。

大谷選手を応援する当サイトもはじめは天井弾と思っていましたが、ドームの天井の当たった場所とされる位置が少し不自然?(水を差すようですいません。)

リプレー検証によりホームランであることは間違いではないので怒らないで見てください!!

第1号は天井に当たったからギリギリホームランなのか画像検証

開幕第2戦、5回1アウト走者なしの場面で、大谷翔平選手はカウント2-2からピアソン投手の速球を完璧に捉えました。打球音も大谷選手の放つ美しい響き、その打球は高々と舞い上がり、センター方向へ一直線。しかし、フェンス際でファンの手に当たり、一度グラウンドへ戻るという劇的な展開となりました。ファンが触れた位置が微妙なぎりぎりの位置であったため審判団によるビデオ判定となり2塁打かと思われましたが、打球は無事に本塁打と認定され東京ドームは大歓声に包まれました。

動画:ホームラン1号

MLB

このぎりぎりとなった判定によるホームランについて試合後には、「大谷の打球は東京ドームの天井に当たって失速したためぎりぎりのホームランとなったのではないか?」という複数のファンからのSNSコメントで天井に当たって説が浮上し、多くの人が「天井に直撃した可能性がある」と指摘。

翌日には複数のメディアもこの話題を多くとりあげ、当サイトでも事実を確認しました。
天井に当たったといわれている個所と、ファンの手に当たってボールが落ちた場所の位置関係を見てみます。

大谷選手のホームランが天井に当たったとされる個所

多くのファンがこのあたり(2:07辺り)で角度が変わり失速しているとSNSやYouTubeで反応。

参考:上記MLB動画より当サイトが赤追加

大谷選手のホームランがファンの手に当たり落ちた個所

センターから少し右側のライト側(積水ハウスのロゴ上)

引用:上記MLB動画より

当たったと思われる場所と落ちた場所2つの位置関係

赤〇が当たった場所と言われている個所と落ちた個所。
天井にかすったとしてこんな軌道になるのか?
角度がこんなに変わったとしたらすぐに多くの人が当たったことに気が付くのではないか?
少なくともセンターの外野手(PCA)がレフト側に移動していたはず。

参考:東京ドーム3D座席より、当サイトが赤追加

動画:昨年の正面から見た大谷選手の打撃練習

ホームランボールはカーブを描くものなのか、昨年の大谷選手打撃練習で確認したのが下の動画。

2024年スプリングトレーニングにて

風の影響がある屋外でも真っすぐな軌道になっているように見えます。

選手やお客さんの視線

大谷選手、キャッチャー、2塁手含めお客さんの多くはライト側を見ています。

引用:上記MLB動画より

本当の軌道はこうだったのでは?

カメラの位置から目の錯覚で赤丸の箇所へかすったように見えたということではないでしょうか?

※当サイト予想

参考:東京ドーム3D座席より、当サイトが赤追加

情報追加(2025/3/23)

当サイトが予想していた通りの軌道でホームランとなっていることがわかりました!
ダブルヘッダーチャンネル2025さんの撮影位置ライト側にホームランボールが真っすぐ向かってきていることがわかります。


※最初だけホームランを打つ4:12秒あたりから再生されます

ダブルヘッダーチャンネル2025

2016年に大谷選手が当てた天井弾とは

大谷翔平選手が東京ドームの天井に打球を当てたと話題になるのは、2016年11月、日本ハム時代に行われた侍ジャパンの強化試合で、“天井弾”を放っていることにあると思います。

この試合はオランダ代表との一戦。7回にフルスイングした大谷の打球は、東京ドームのライト方向の天井の隙間に入り、地面に落ちてこないという前代未聞の事態が発生しました。

東京ドームには、打球が天井のフェア地域内にある穴や懸垂物に挟まった場合、ボールデッドとなり、打者走者には二塁が与えられるという特別ルールがあります。そのため、この打球はホームランではなく二塁打と判定されました。

動画:WBSC公認グローバルシリーズ2016日本代表対オランダ代表

WBSC

このボールは回収され、同じく天井弾を放った松井秀喜選手のボールとともに、東京ドームの「野球殿堂博物館」で展示されています。

結論

当サイトでの検証結果は当たってないという結論にいたりしました。

急に角度が変わったように見えるとのコメントも多いですが、カメラとボールの位置によりそう見えているだけだと考えます。

なんだかんだ言っても、ホームランであることは間違いないので嬉しいですね!2024年は第1号がなかなか出ませんでしたが、今季は幸先いいスタートで70本!期待しちゃいましょう!!