大谷選手の臨時通訳、ドジャース職員ウィル・アイアトン氏の素顔
一平氏の解雇により急遽大谷選手の臨時通訳となったウィル・アイアトン氏。以前は前田健太投手の専属通訳をしていたことで知られていますが、現在の本職はロサンゼルス・ドジャースの球団職員であり、パフォーマンス・オペレーションとしてデータ分析を担当しています。実は生まれは東京で15歳まで日本にいました。その後の経歴は、遠く離れたアメリカの野球界で異例のキャリアを築いています。
この記事でははウィル氏の異色の経歴と、彼がどのようにしてこの地位を築き上げたのかに迫ります。
高校・大学~現在までの経歴
アメリカで野球をしたかったため高校時代はハワイ(ミッド・パシフィック高校)で過ごしピッチャーやサードのレギュラーでした。卒業後アメリカ大学(メンロー大学)へ進み、学業とスポーツの両面で高い評価を受け、スポーツ部の中で最も成績が高い学生に渡される「トップ・アカデミック・アスリート賞」や全学生の中でも成績トップの賞等、複数の賞を受賞しました。アイアトン氏は、両親に日本に連れ戻されないよう頑張ったと話しています。
2012年 アジアカップやWBCのフィリピン代表(母がフィリピン人)として予選に出場
2013年 テキサス・レンジャーズとマイナー契約も一年で引退
2014年 ニューヨークタイムス田中将大選手の紹介記事作成がきっかとなり、ニューヨークヤンキースの球団職員となる
2015年 日本のエンターテイメント業界大手、よしもとクリエイティブ・エージェンシー入社
吉本所属メジャーリーガーのための橋渡し役として従事
現在、アイアトン氏はロサンゼルス・ドジャースの球団職員として、その独特なバックグラウンドを活かし、パフォーマンス・オペレーション(データ分析)主任として選手のサポートや国際的なプロモーション活動等にも貢献しています。特に、大谷翔平選手の臨時通訳としては、彼が選手とコミュニケーションを取る上での強みとなっており、選手とファンとの間の理解を深めるための重要な役割を担っています。
動画:よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属時、石井一久YouTub番組に出演
ドジャースではダンスやパフォーマンスでも一目置かれた存在
ドジャースチームメイトからは「ウィル・ザ・スリル」と親しまれている
動画:ダグアウト内でダンスを披露するウィル・アイアトン氏
'Will the Thrill' – Maeda's interpreter – pregame entertainment just now 😂👏😎 #DodgerStadium #WeLoveLA #Dodgers pic.twitter.com/qsyySqNpmj
— Dodger StadiumBound ⚾️💙 (@StadiumBound) September 4, 2016